パンドラの箱

私には長年連れ添ったパートナーがいます。

20才そこそこの頃から
付いたり離れたり
紆余曲折あって

今は私の夫です。


色々な思いはありますが
間違いなく大事な人です。


私の最低最悪な
泥沼の底まで知っているのは
この世で夫だけでしょう。


彼ほど深く長く付き合える相手は
他にいないだろう

そう思いながらも

何十回も何百回も
離婚しようと思いましたし

先週だってそう思っていました。



夫のことが大事だからこそ
そんな考えになるんです



私が隣にいるよりも
私が隣にいない方が



夫の人生は輝くんじゃないかと。



私のそんな思いは
彼にはわからないでしょう。



でもそんなんだから
好きな自分になれない
彼の隣にいる私は
私の好きな私ではない


夫と一緒にいる限りは
ずっとその思いを抱えたまま
生きていくことになります


ずっとです。


それはまるで
何か罰を受けているような気分で…



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その夫ですが
3日前に地球の裏側へ旅立ちました✈
仕事で1ヶ月は戻りません



正直、ホッとしています。



地球の反対側にいれば
私の言葉で眉間にシワを寄せることもないし

もし旅先で
私の事を忘れるほど
夢中になれる新しい場所を見つけたのなら

もう、
帰ってこなくてもいいとさえ。



私は夫の事が嫌いなんじゃない

もっと陽の当たる場所で
彼は彼らしく
穏やかに生きて欲しい


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そんな夫の留守中に…

…開けてしまいました…



もう10年も開けていなかった


最近、蓋がカタカタ鳴っているのは
わかっていたのですが。






いえ、私はずっと
開ける機会を見計らっていたはずです

いつか時が来たら
開けてやろうと



開けて出てくるものが
災いなのか
希望なのか



もし災いなら
ボロボロにして欲しい
カタチなど残さずに徹底的に


もし希望ならば
誰も傷つけずに
ここから解き放たれるよう



導いて欲しい



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                                   続く…